「非常持ち出し品」と「備蓄品」を分けて考える

災害時は余裕がない!

水や食料、生活用品をストックするのは大事です。
ただ、災害が起こったとき、家中探す余裕はありません。

3.11のとき、菓子・ペットボトル飲料・カセットコンロなど
必要そうなものを家中からかき集め、
バッグに着替えや貴重品を詰め込みました
…津波の心配がなく、震源から離れていたから、出来たのです。

首都直下型地震では、時間的余裕がないかもしれません。
迅速に避難し、二次災害に備えるため、
すぐに使える・持ち出せる状態にしておきたいものです。



「非常持ち出し品」と「備蓄品」に分けて考えよう

災害時に必要なものといっても、状況により変わります。
家から避難する際に持ち出す「非常持ち出し品」と
家屋やライフラインに支障がある状態で生活するための「備蓄品」は
重複するものもあれば、異なるものもあります。

例えば、米や乾物は、水と加熱調理が必要なので、
「備蓄品」にはなりますが、「非常持ち出し品」としては不適当
…カンパンや缶詰を入れた非常持ち出し袋を予め用意すれば、
スムーズに避難できます。



「非常持ち出し品」のポイント

1.すぐに食べられるものを選ぶ
カンパン・ビスケットなど保存食、缶詰

2.通信・連絡・情報入手の手段を確保する
10円玉、電話番号のリスト、携帯電話の予備バッテリー、ラジオ

3.運べる量で用意する
男性なら15kg、女性なら10kgが限度と言われています
…実際に運べる重さかどうか、災害が起こる前に要確認

子どもを抱えて避難する場合もありえます
…家庭に子どもや要介護者がいる場合、
荷物を運ぶ方法や量、家庭内の役割分担を要確認



「備蓄品」のポイント

1.あるといいものは、なるべく揃える
災害時には普通に買い物が出来ないので、
迷ったら、とりあえず用意しましょう。

2.ライフライン復旧前・復旧後、シーンに応じて考える
電気・水道・ガスが使えない場合には、
水を運ぶタンク、簡易トイレ、手指消毒薬、サランラップ、電池
カセットコンロ、カセットガス、チャッカマンなどが大活躍します。

ライフラインが復旧すれば、
要調理でも保存性が良い食品(米・パスタ・乾物・調味料など)や
日用品全般(洗剤・石鹸・化粧品など)のストックが役立ちます。

具体的な物品は、以下をご覧ください。 
非常持ち出し品リスト → ☆
備蓄品リスト → ☆

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