2012年12月6日木曜日

災害時の水の確保&節水のコツ~食料備蓄を活かす3つのポイント③~

なんといっても「水」が肝心!

水・非常食・保存食の備蓄だけでは、実は、災害対策・食料備蓄は不十分
…水道・電気・ガスが使えない可能性があるので、次の3つの対策も必要です。
・煮炊きをするための火 
・手指消毒剤など衛生用品 
・飲料水以外の水(調理と片付けに使う水;生活用水) 、節水の備え
水が蛇口から出る
…3.11のとき、ありがたさを痛感しました><

「火」と「衛生用品」の備えに続き、
今回は、肝心要の「水」の確保と節水についてご紹介します^^/



飲料水以外の水を確保

まずは、飲料水だけでなく、生活用水を備蓄することが大事です。
3.11のとき、濁り水でしたが、地震直後は水道から水が出たので、
バスタブやポリタンクに汲み置きができました^^

とはいえ、汲み置きが出来なかったら、トイレもままならない状態でした><
…やはり、備えが必要です。
・常にバスタブに水をはっておく
  小さい子どもがいるご家庭は要注意 
ポリタンクに水を汲み置く
  庭の水遣り・洗濯など、定期的に入れ替える 
  
ポリタンクなら、気軽に用意できる♪

手間はかかりますが、低コストで実践できます^^



もちろん飲料水も必要…特に、赤ちゃんがいる場合は大量に!

我が家では、生活用水はポリタンクで汲み置き、
飲料水はペットボトル水の備蓄で対応しています。
更に、子どもができたら、ウォーターサーバーも加える予定です。


確実&大量に、安全な水を備蓄できる^^


ちなみに、1日に必要な水分量(体重1kg当たり)は次の通りです

(藤田紘一郎著 『知られざる水の「超能力」』から引用)。
乳児 120-150 mL 
幼児 90-100 mL 
学童 60-80 mL 
成人 40-50 mL

上の計算式を元に考えると、体重50kgの成人ならば2.5L(50×50)、
体重8kgの乳児ならば1.2L(8×150)の水が毎日必要です。

ただし、「赤ちゃんは大人よりも少ない水でも大丈夫^^」と思うのは危険。
粉ミルクを使う場合、哺乳瓶を洗浄するために
清潔な水がたくさん必要になります
…ペットボトルでは、到底まかないきれません;;

母乳やミルク以外では栄養が摂れない::
…だからこそ、備えを万全に!

もちろん母乳もあります。
むしろ、清潔な水・お湯を沸かす燃料がなければ、粉ミルクよりも母乳のほうが安全。
日本未熟児新生児学会 「先進国における災害時の乳児(2011/03/20)」
http://plaza.umin.ac.jp/~jspn/shinsai/pdf/20110320bonyu.pdf

しかし、災害時のストレスや栄養不足により、母乳が出ない可能性もあります。
そもそも、平常時から、様々な理由で粉ミルクを使っている方も大勢います。
粉ミルク・清潔なの確保(カセットコンロ燃料など)
…子どもの生命を守るために、確実に用意したいものです。


個包装の粉ミルク・哺乳瓶・水・発熱剤など

川の水・雨水でも使える、災害用もしくはアウトドア用の浄水器^^



調理で節水

いくら水を備蓄しても、普段同様に使っていたら、すぐに尽きます。
家庭にあるものを活用すれば、簡単に節水できます♪
サランラップで皿を覆い、食器洗いを極力しない 
サランラップは大活躍
…常に3-4本はストックしています^^/

アルミホイル焼きなど、調理器具を汚さない方法で調理
調理に特化したアルミホイルもあります^^

・包丁とまな板ではなく、キッチンハサミを使う 
割り箸紙コップを活用 
・炊飯に使った鍋は、ご飯粒をお湯でふやかしてから洗う
  鍋に水を入れ、ぬるま湯程度まで加熱する
  おこげを作らずに、軟らかめに炊くのもポイント


衛生面で節水

トイレ・洗濯・入浴・歯磨き・洗面など、水を使う機会はたくさんあります。
これをどれだけ節水できるかがポイントです。
洗濯・入浴に関しては、水道が復旧するまで出来ないと覚悟しましょう;;
・入浴や洗面の代わりに、ボディーシートウェットティッシュで拭く 
備蓄分だけでなく、小さなパックを非常持ち出し袋にも^^

マウスウォッシュ歯間ブラシ併用して、歯磨き回数を減らす 

水なしでもデンタルケア♪

簡易トイレを使い、トイレで水を流さないようにする

簡易トイレ・携帯トイレいろいろ…手洗い代わりに手指消毒薬も準備^^/


ペットボトル水・非常食・保存食の備蓄だけでなく、
火・衛生用品・生活用水も含めた水も備えて、
災害時も家族みんなが無事に過ごしたいものです^^


↓にごり水もOK…災害用の浄水器♪
↓アウトドアにも使える、ポケットタイプも^^





↓ウォーターサーバー、いろいろ^^






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